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果樹【禅寺丸柿の育て方・楽しみ方 試行/結果】


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禅師丸柿の苗木全容









[1]
禅寺丸柿の苗木全容になります(画像が大きいので、下記の画像より縮小しております)。
細根の部分から幹の先端までおよそ、90cmになりますが、苗木は持ち帰りが容易なように、ポリエチレン袋に入れてあります。 従って電車に乗って受け取りに行っても、衣服を汚したり車中でかさ張ることはありません。
袋から苗木を取り出すと、根の部分が濡れた新聞紙に包まれ、更にナイロンで覆われています。 植え付けまでの根の乾燥を防ぐための簡易的処置ですので、早めに植え付けすることをお勧めします。

















禅師丸柿の接ぎ木部分の拡大写真





[2]
苗木は台木(発根している部分)に接ぎ木されています。 左写真の全体の下から1/3ほどの位置が接ぎ木の部分で、購入または貰った時点で黒のビニールが巻かれています。 鉢または地面に植え込む際は必ず、そのテープを外してください。
















接ぎ木した部分の上部の写真禅師丸柿の細根部分拡大写真





[3]
接ぎ木部分から15cmほど上方向の幹の拡大写真と、根の部分の拡大写真です。 幹の周辺には小さな芽が一定間隔で並んでいるのが確認できます。 根は細根が密集しており、鉢や、地面に植え付けする際には、細根を四方に広げ浅く植えるのがコツになります。

















木製の植木鉢の写真




[4]
禅寺丸柿を育成するための木製の鉢になります。 鉢の開口部の径は35cm、深さは30cmのものをチョイス。 置き場所に余裕がある場合は、もうちょっと大きくても良いかもしれません。














鉢に禅師丸柿を植え込んだ写真

[5]
植え付けは苗木が休眠中の11月〜3月の期間に行ってください。なお、冬に乾燥や寒さが厳しい地域では春植えの方が活着し易い。

<植え付け手順>

(1)地面の場合は植え付けに先立ち、直径1m以内、深さ50cm位の植穴を掘ります。

(2)その上に堆肥を混ぜていない土入れ、その上に苗木を置いて土を被せます。(根は四方に広げて置き   、深植えにならぬようにするのがコツです)

(3)植え付けた苗は、地面から30〜50cmのところの充実した芽の上で切り戻します。

(4)苗木に沿って支柱を立て、しっかりと固定します。

(5)乾燥を防ぐためマルチング(敷き藁等)を施します。

(6)植え付け後は、乾燥状態を見極めて潅水を行ってください。

(7)植え付け後、2〜3年間は木の成長を妨げぬよう、肥培管理を努めてください。

(8)2〜3年以上は果実を付けぬよう摘果を行うこととします。

   ※これはしっかりとした木づくりを目的とするものです。
(柿の木の成長は、他の果樹に比べ成長が遅いので、収穫まで少なくても10年近くかかるのです。)

(ご注意)掲記内容は、柿生禅寺丸柿保存会の資料を一部引用させて戴いております。

【途中経過報告】
2005年現在になりますが、上記の育成方法で弱ることなく順調に育っております。 
建物の敷地内で且つ鉢植えと言う狭い空間で柿の木を育てなくてはなりません。背丈を抑えながら枝は横に伸ばす策が必要となりますが、将来果実が大きくなったときを考えて各々の枝を十分太らせる工夫も必要と考えます。

前に戻って[1]の写真説明から見る

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