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雑木【ケヤキ・山モミジの年間作業工程】


一般事項

試行/結果

作業工程

病害虫対策

育成日記
ケヤキ・山モミジの年間作業工程(実生1年目)
作業月 育てる場所 育成温度
[℃]
潅水 施肥 病・害虫対策 その他
3月 日の当たる場所 自然のまま 自然のまま 乾いたら潅水 -
まき
4月 小さな芽がます。 同上 十分に当てる 同上 薄い肥料
を1回
ダニ・アブラムシ
等に注意
-
5月 葉が伸び始めます。 同上 同上 同上 月1回
程度肥料
ダイセン・マラソン等を
散布(1回/月)
注1
6月 同上 同上 同上 同上 同上 同上 同上
7月 風通しの
良いところに置く。
同上 同上 同上 同上 同上 同上
8月 同上 同上 同上 同上 同上 同上 同上
9月 同上 同上 同上 同上 同上 同上 同上
10月 同上 同上 同上 同上 肥料止め
11月 同上 同上 同上 同上 剪定
12月 軒下等へ移す。 同上 出来るだけ当てる 同上 -
  1. ここで示します年間工程は、ケヤキ育成を中心に書いておりますが、山モミジも基本的に同様です。
    モミジは5月に花が咲き、秋までに種が出来ますが、鉢植えで花を咲かせるのはかなり困難です。
  2. 1年目は基本的に自由奔放に枝葉を伸ばし、幹や枝を太らせることに専念しますが、伸びの強い枝は適宣剪定を行い、更に葉狩りを行います。 伸びの少ない枝を優先的に伸びるようにし、伸びたら枝剪定・葉狩りを行うと言った作業を交互に行います。
  3. 粉状の油粕の他に、油粕を水で薄めて液肥にして蒔くのも構いません。 油粕の液肥作りは油粕を入れたペットボトル等に水を満タンに入れて少なくても1〜2ヶ月馴染ませ、その上澄みを100倍〜500倍に希釈して蒔いて下さい。 液肥はなるべく根から遠ざけた位置に蒔くことを推奨。
  4. 1年最後の剪定は落葉し始めてから11月中〜末までに行って下さい。
ケヤキ・山モミジの年間作業工程(実生2年目)
作業月 育てる場所 育成温度
[℃]
潅水 施肥 病・害虫対策 その他
1月 軒下等に置く 自然のまま 出来るだけ当てる 乾いたら
午前中にやる。
-
2月 1月と同じ 同上 同上 同上 -
3月 戸外栽培OK。 同上 同上 乾いたら潅水 月1回程度
肥料
- 移植
4月 同上
小さな芽が動き出します。
同上 十分に当てる 同上 同上 ダニ・アブラムシ
等に注意
注1,2
5月 葉が伸び始めます。 同上 同上 同上 同上 ダイセン・マラソン等を
散布(1回/月)
同上
6月 同上 同上 同上 同上 同上 同上 同上
7月 風通しの
良いところに置く。
同上 同上 同上 同上 同上 同上
8月 同上 同上 同上 同上 同上 同上 同上
9月 同上 同上 同上 同上 同上 同上 同上
10月 同上 同上 同上 同上 肥料止め
11月 同上 同上 同上 同上 剪定
12月 軒下等へ移す。 同上 出来るだけ当てる 同上 -
  1. 2年目以降は将来の樹形を意識しながら肥培に努めます。
  2. 幹や枝を太らせることに専念しますが、伸びの強い枝は適宣剪定と葉狩りを行います。 伸びの少ない枝を優先的に伸びるように交互に切り詰める作業を行いますが、枝を切る場合、葉は必ず2〜3枚残す感じで剪定して下さい。
  3. 肥料やりは1年目と同様に行って下さい。
  4. 今年1年の枝の枝の出し具合等で、ほうき作りに適した苗、そうで無い苗が選別されていきます。
  5. ほうき作りに適さない樹形に育ったものは、寄せ植え用に使いますので捨てないで下さい。
  6. 実生3年目以降は来年掲載いたします。 
育成テクニック
潅 水 潅水の過多を避けましょう。

常に鉢の用土の乾き具合を目視すると同時に、鉢を持ち上げて重さを確認します。 
(十分に潅水した時の鉢全体の重量と、乾いたときの鉢の重量を実際に持ち上げて体感で覚えることをお勧めします)

潅水には腰水法と言ってジョウロで潅水するのでは無く、水を十分に張ったバケツの中に鉢ごと沈めて潅水する方法がありますが、後者を推奨します(特に夏場は効果が有ります)。
肥料やり 初心者は肥料やりは水遣りと同様に難しいものです。 初めて育てる方は、肥料の原液を水で100倍〜300倍程度薄めて、潅水気分で遣ると良いでしょう。

肥料は「油粕を使った液体肥料」を自分で作ることをお勧め。
作り方は簡単!「油粕」は園芸店等で購入出来ますので、その粉をペットボトル等に入れ(底から1センチ〜2センチ程度)、水を9分目程度入れキャップを閉めて1〜2ヶ月程度そのままにして置きます。 出来あがった液肥は「上澄み」だけを取り出して希釈して使用してください。

油粕を直播きする場合は、苗の根元から数cm離して根を囲むように巻きます。 量は少なくが鉄則です。
日除け これら雑木類は太陽光に直接さらしても問題ありません。  むしろ光を当てないとひ弱になりますし、季節の紅葉等もよく出ません。 自然に逆らわず、自然に任せて育てるのがモミジとケヤキの育て方です。
風通し どのような植物でも基本は風通しが良いことです。  おき場所を工夫してください。
 季節を感じたい場合 夏場は十分に太陽に当て、寒暖の差を大きく持たせるのがコツです。 
従って、室内で鑑賞するのは赤芽の頃や、紅葉が始まってからだけで、それ以外は屋外で育てましょう。

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