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雑木【ケヤキ・山モミジの育て方・楽しみ方 試行/結果】


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衛星放送受信用パラボラアンテナへの植え付け(2004.04.11掲載)

ケヤキやモミジは単品で鉢植えにするのも良いものと思いますが、ここでは敢えて双方を同じ鉢に植え付けることとしました。 見栄えの問題で、鉢は本来なら盆栽専用の浅くて広いタイプを利用すべきところです。が、舞はそれを致しません(^^;)

鉢のコーナーで触れていますように、衛星放送用パラボラアンテナを再利用することにしました。 そのアンテナも日曜大工で凝った工夫をしたかったのですが、物理的要因で断念。 殆ど手を加えずに新感覚の植木鉢に仕上げましたので以下をご覧ください。



左の写真は鉢植えが完成したものです。

パッと見は、白いプラスチックの鉢に植わったように見えますが、実はパラボラアンテナ(TDK製に限定)をそのまま利用しています。

アンテナの再利用に当たり、不要となる電子回路部品(コンバータ部分)を撤去しておく必要があります。 残念ながら回路部品撤去の写真撮影を行っていませんでしたので、外し方は特にここでは述べません。

これより下の写真等で完成までの状態を紹介いたします。





アンテナはTDK製のものを使います。 なぜTDK製が良いか・・、それは中央のコンバータ取り付け部分が水抜き用で使えるからです。 口径も30センチほどとコンパクトですので、飾っても場所を取らない。 この理由で捨てるにも勿体無いので再利用を決心しました。 このアンテナは奥行きも小さいので、土等を入れても重たくありません。裏側にポールに取り付けるための固定構造が出っ張っていますが、これはこのままとします。 出っ張っていても、後で述べます方法で全てが解決するからです。






アンテナ中央に鉢底用網(ネット)を置きます。 網は目が小さすぎますと目詰まりの可能性がありますので、目は2mm角以上のサイズが良いでしょう。








写真のように、けと土を塗りつけます。 
水抜き穴は避けるように塗りますが、アンテナ全周に塗る必要はありません。 塗る厚さは5〜〜6mm程度。 目的は、この上に入れる桐生砂をある程度固定したかったためです。 長期に渡り土の交換をしないことを考えますと、桐生砂がベスト。 赤玉土は時間の経緯でボロボロに崩れていくため使用を避けました。








中央から桐生砂を敷き詰めて行きます。 この桐生砂はある程度大きな粒だけ(5〜6mm粒)を敷き詰めます。

さらに、この上に通常の小粒が入った桐生砂を敷き詰めることになります。






用土(砂)だけの鉢植えですと味も素っ気も無いので、岩に見立てた石を配置することにします。 
石は道端に落ちているのでも良いのですが、見栄えが重要です。 舞の場合は、旅行先(鬼怒川・龍王峡)の山、河川で拾いました。 写真では左上に穴の空いた軽石が写っていますが、これは200円ほどの購入品です(^^;)




石を適当に配置してみましょう。
この時点の石の配置は暫定ですので、ケヤキや山モミジを配置する際に多少変更になります。 

なお、これらの配置に当たって、必ず鉢の前後を付けなくてはなりません。
この写真で行きますと、下側が前になります。 鉢を水平方向から見た場合に奥行き感を出さなくてはなりません。 勿論、ケヤキ等の配置と枝振りに対しても、全て奥行き感を意識して配置します。 意外と美的感覚を要します(^^;;





まず、山モミジを仮配置します。
写真でお判りのように石と石の間に配置しました。 これは創作する方の自由ですので、ここにこの苗を置かなくちゃいけないと言う制約は全くありません。
(山モミジは既に紹介済みのもので、途中から双幹になっているものです)







ケヤキは既に苗床に出来ているものから間引きます。

苗床の中から、自然の樹形に最も近いものを選びます。 山モミジを1本植えることになっていますので、ケヤキは2本選びます。








鉢に植える本数は多過ぎてもダメで、将来の成長した姿を予想しておきます。
一般に奇数(1、3、5、7・・)の数だけ配置するのが正しいやり方です。 ここでは鉢植えとして合計で“3本”植えることにしました。

写真は上から見たもので、見づらいのですが、下側に山モミジ、上側にケヤキを配置しております(鉢の前後関係は左上が前方になります)。




(注意)
  1. 今回の植え付けはケヤキとモミジだけでしたが、これらの苗がある程度鉢に馴染んで来たところで、背の低い雪割草などの山野草を寄せ植えする予定です(早くて年内後半)。

  2. この鉢の設置に関してパラボラアンテナの鉢本体を置くための台座が必要になりますが、以下に簡単な方法を説明いたしますので参考にしてください。 
    • 鉢の簡単な固定/鑑賞方法は、何も植わっていない浅い空の素焼鉢(サイズ:最低6〜7号以上を推奨)にそのまま乗せる方法が一番簡単。
    • プラスチック製で間口部が円形(例えば丸いゴミ箱)の容器にアンテナ鉢を乗せる方法があります。 この場合、鉢に水を補給しても水が室内に流れ出ないので長期に室内で鑑賞することが出来、グッドです。
    • 舞の場合・・、痛んで不要となった口径の大きな木製の鉢(約30cm)にそのまま落とし込んで飾っています。 ここをクリックしてご覧ください。
    • 工夫次第で色んなデコレーションが可能と思いますので、これにチャレンジされたい方は色々お試しください。
    • 今回の紹介は鉢を固定しない方法であるため、不意の外力が加わると転倒してしまいます。
      この鉢の仕組みを知らない方には予め注意を促していた方がベターです。
ケヤキのほうき作り(2004.04.18掲載)

ケヤキのほうき作りのための基盤がようやく整って来ました。 
2002年3月に蒔いた種から育ったケヤキの苗の中から、ほうき作りに適した樹形のもの1本を間引き、これをウン十年?かけて公園や路地に植えてあるケヤキと同じ樹形としますが、テーブルにさりげなく飾れるサイズとするために、完成後の樹高は目標として30cm〜40cm以内とします。完成後はこの樹形の維持に努めることになります。



【ポイント1】
左の写真は苗床から間引いた1本で、樹高は表土から26cmほどです。ご覧のように枝が途中で二又に別れていますが、実は間引くときに敢えて二又を選択しています。これがこれから育成する上で重要なポイントになります。ほうき作りは次のように行います。枝の先々が全て二又(Y型)に別れ、その枝から分岐して出来た小枝から生えてくる枝も二又(Y型)に分かれる。これの連続で緻密なほうきの形を作り上げることになります。 

【ポイント2】
枝を多く出す方法は、強く伸びた枝を剪定したり葉狩りすることで、弱い方の枝にエネルギーを集中させ、小枝を芽生えさせることが出来ます。 この性質をうまく使って緻密に出来だけ多くの小枝を作リ込む。これがほうき作りの2番目のポイントになります。

【ポイント3】
見た目で安定感の無い樹形は問題です。 木の下側に行くほど幹が太くなり大地にどっしりと根を下ろす樹形にすることが理想です。 そのような雄々しい樹形を目指して作りこみに入りましょう(*^^*)/ 

これから先の記事は“育成日記”で述べることになりますがまだ未掲載です(汗) 作業を進める度に随時掲載して行きますので暫くお待ち下さい。 

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