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山野草【カキランの育て方・楽しみ方 試行/結果】


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私が育成中のカキランは、引っ越しする知人から頂いたもので、それまでの育成過程を始め、どうやって育てるのかは全く聞いておりませんでした。 8年間全く手付かずで植え替えもしなかった理由は、枯らして仕舞うことに大きな不安を抱いていたためです。 しかし、2002年にWeb上で植え替え時期を知ることが出来、思いきって実施。 

なお、植え替えに関しカキランの根の生態がどのWeb上にも紹介されていないので、下手に植え替えを出来ず、苗が朽ち果てるギリギリまで待って実施することにしました。 

カキランの根の状態の写真
8年間鉢の中にあった根の状態
用土は鉢と完全に一体になって締まっているため、鉢の周囲を拳で何度も叩いて緩ませ、固まった用土の形で鉢からスッポリ抜き取る事に・・。 抜き取った用土の塊は、バケツに張った水の中で少しずつ土を落とし、朽ち果てた苗を伝ってカキランの根の存在を確認。 根は用土の最下部に近いところに横たわっているのを確認しましたが、この植え方は余りにも無謀で8年以上??植替えなしなっかた影響でしょうか、痛みが酷い。  用土から根を完全分離し、その状態を撮影したものが左の写真になります。

検証結果
もともとカキランと一緒に鉢の中に生えていたスミレについて、スミレの根はカキランの根を包み込むように生育していましたので、共生関係が有ったものと推測されます。 また、カキランの根は合計6株で構成されていることを確認(6株は全て独立構成)。 更に、来年に向けて5〜10mmの小さな芽が出来ている事も確認。



鉢に配置したカキランの根の状態の写真用土
用土の設定について、今回の植え替えに当たりWeb上で推奨して有りました配合と違うものとしました。 理由は、このカキランを育てていた知人の環境が富士山のふもとだったと言うことで黒土はあえて使わず、砂を基調とした配合に変更。 それも富士砂に拘りました。 富士山と富士砂の関係は良く判りませんが(笑)・・。

なお、砂だけですと保水性に難があるため、富士砂に腐葉土を配合(腐葉土はフルイを通しある程度目の細かいものとしました)。 配合の割合は富士砂50%、腐葉土30%。
鉢底にはラン等の育成で使われる目の小さな軽石(用土全体比率で20%)を数センチ敷き詰めることにしました。 従って、今回調土した用土としては水はけが良く、ある程度保水機能を有する形態にしましたので、夏場は時間を掛けてタップリと水遣りを行う必要があります。 写真は、表土を被せる前の鉢内の根の配置状況です。 この鉢は小さいので1株しか苗を配置しておりません。

【途中経過報告】
2005年現在になりますが上記用土配合に関し、全く問題がなく極めて順調に育ち沢山の花が咲くことが立証されております。

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