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山野草【雪割草の育て方・楽しみ方 一般事項】


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育成日記
雪割草は日本国内(九州以北〜東北地方)の山野に分布し、「オオミスミソウ」、「ミスミソウ」、「スハマソウ」、「ケスハマソウ」等を総称した呼び方になります。 ミスミソウは漢字で「三角草」と書きますが、名の通り葉の先が三角になっているところから名づけられたようです。

雪割草は江戸時代に遡る頃から現在に渡り改良や交配が行われ、花の姿は多種・変化に富んでおり見る人の心を捉えて離しません。 私がこの雪割草に魅せられたのは、当ホームページに来られた方からの紹介で実際に目にした時が出会いの始まりです。 それまでは名前だけは聞いたことがあったのですが、実際に見たことが無かったのです。 実際に雪割草を拝見しますと、色彩もさることながら花が小型で実に可愛らしい。

育成日記に示すピンク色の雪割草は植え替え後、自宅で初めて咲いた花ですが、驚くことに“花びら”に見えるピンク色の部分は実は花びらではありません。ちゃんとした“がく”なのです。 その“がく”が花びらのように変化したものです。 


なお、写真でもお判りになりますように“葉柄”や“花茎”が細いので、植え替えや植え込んだ鉢の取り扱いには細心の注意が必要になります。雪割草はその名のとおり、春になり雪を押しのけて花を咲かせるくらい寒さには強い植物ですが、真冬の乾燥した吹きさらしには弱いようです。 また、夏の蒸し暑さにも弱いのでこれらから苗を守る工夫が必要になります。

雪割草の一般事項
入手方法 専門店、デパート等の園芸店、通信販売、地方の露店等で手に入れることが出来ます。
購入価格 鉢植えで数株(3株程度)植え付けてあり、普及品は1株500円前後から入手可能。希少品は1株で数十万円以上します。
購入時期 花が咲き出す2月前後から実際に花を見て買うと良いでしょう。 
購入
ポイント
勢いが良いこと(茎が太く丈夫に見えること)
株が太くしっかりとしていること。
葉繰りが良いこと。最低でも5〜6枚以上欲しいところです。
ハダニ等による葉の変色等が無いこと。
白絹病にかかっていないこと(株の根元を見ると判る)。
育てる場所 冬は太陽が当たり、夏は太陽を遮光できるとともに風通しが良いこと。
揃えたい
小道具
フルイ(大、中、小 3段の網が交換可能なものが良い)
散水器/ジョウロ等
計量カップ(薬剤を希釈する時に使います。 ピペットでも良い)
薬剤(マラソン/ダイン等の殺虫剤/バイデートL粒剤)
剪定ばさみ
用土(硬質鹿沼土/赤玉土/ゴロ土等)
ポリバケツ(腰水による給水可能な大きさと深さが欲しい)
肥料(ハイポネックス等)
鉢(安価な素焼鉢で十分です)
さな(鉢底に敷くフィルター等)
シャベル(小型のもの)
散布器/スプレー(薬剤を散布します。 薬品が目に入らぬようゴーグルも揃えておくとなお良い)
寒冷紗(日よけ):遮光率50%〜90%の2〜3種類欲しい。
日常管理 展葉期の3月から、花芽が分化する6月までは日当たり、水やり、肥料やりに細かい注意が必要。
開花時期 2月〜4月。 香りはありません。
植え替え時期 4月中〜7月一杯と、9月〜11月一杯の2回あります。
病気等 白絹病が最も危険。 軟腐病、たんそ病、ハダニ等に注意が必要。

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